射精の感覚は、クリトリスオーガズム(クリイキ)と同じ?

ペニスとクリトリスは、もともと発生起源が同じです(クリトリスはペニスより100倍以上も感度が高い!?

それで、射精とクリイキは似た感覚ではないかと推測されています。女は、「射精は、クリイキに近いのではないか」と想像し、男も、「女がクリイキすると、射精に似た感覚を感じている」のではないかと。

 

一般の男女について、男女の快感を比較したアンケートの結果を見てみます。

セックスにおいて「『イク』のが、より気持ちいいのはどっち?」と男女313人にアンケートした結果がこちら。女性が気持ちいいという意見の方が多いです。

男性の方が気持ちいいと答えた方の答えとして、「男性は毎回イケるから」というものが多いようです。

確かにセックスで、男性がすぐに射精して、女性が何の快感も感じられなかった場合は、男性の方が気持ち良いでしょうね。

 

一方、女性の方が気持ちいいと答えた方の意見では、

「立て続けに何度もイケる」

「長い間気持ちいい感覚が続く」

「イッた後も余韻が残る」

といった、時間的な優位性が根拠となるようです。

 

射精の感覚について、Wikipediaに書いてあることをまとめてみます。

・性的な興奮が頂点に達する(オーガズム)と脊髄内にある射精中枢が反応し、射精反射が発生する。脳が関与できない反射のため、この段階に入ると意思の力で射精を抑えるのは困難である。

・性的な興奮が高まると、精液は精管膨大部に運ばれて行き場を失い、前立腺内で内圧が高まる。性交中及び自慰中にこの状態になると、快感が急に強くなってくる。この時、オーガズム寸前の陰核の快感に匹敵する。

・精液を出そうとする直前のムズムズ、ゾクゾクしたような射精管の感覚は男特有である。

・精液が放出されている時、男性はオーガズムに達する。快感は陰核と同等か、場合によってはそれ以上となる。

 

興味深いことに、Wikipediaの著者は、射精の快感は、クリトリスの快感に匹敵する、場合によってはそれ以上と提案しています。

これは本当でしょうか?

 

男女のオーガズムについて、快感を比較した次のようなグラフをよく見かけます。

 

 

女性の方が快感が長く続くことは、間違いないでしょう。それでは、オーガズムの最中の感覚は、男女差があるのでしょうか?

 

射精している間の感覚については、「射精の快感とはどんな感覚か?」で記載したように、射精は、たいして気持ち良いものでもない、ということが明言されるようになってきました。

・射精とは多くの男たちにとって、痙攣でひくひくする以外のなんの感覚も伴わないような、筋肉の痙攣なのである。

・多くの男たちにとって、ほとんどの場合、射精にはなんの絶頂感も伴わない。

 

射精の快感が取るに足らないものであることは、次のサイトでも言われています。

「射精の瞬間って、どこかあの排泄行為にも似たような、しかしその程度の快感でしかないのです。」

 

東大の研究者も同じようなことを書いています。

「AVの女性たちのように大声であえぎ、ときには白目を剥き、場合によっては失神するぐらいの快感が身を襲うのであれば憂鬱感・倦怠感とバランスがとれるかもしれないが、所詮は「うっ」というぐらいの気持ちよさしかない。」

 

こうした意見を取り入れて改良した、男性のオーガズム曲線が次の図です。

 

 

黄色の平坦期は、射精の直線に、前立腺内で内圧が高まり、快感が急に強くなってくる数秒を示します。

赤色のピークは、射精する直前のムズムズ、ゾクゾクしたような一瞬の快感を表現しています。

青色のピークは、射精している最中の感覚(主に排泄感)を表現しています。

 

男性のオーガズムの感覚は、個人によって違うようですが、一般に次のような感覚が共通するようです。

 

<男性>

1)我慢していたものが一気に出る感覚(オシッコが出る感覚)(青のピーク部分

2)ペニスがビクビクと波打つ感覚(青のピーク部分

3)腰の辺りのゾクゾクした気持ち良さ(赤のピーク部分

4)スッキリとした解放感(青のピーク部分

 

実際に、動画を見てみましょう。

 

射精が始まる直前に、「あっ」っという声が出て、その後、精液が出ています。

・声が出る瞬間が、赤のピーク部分です。

・その後の射精の時期(青のピーク部分)は、特に気持ちよさそうでもなく、淡々と精液の排泄が続きます。

・声が出る直前の、黄色の平坦期については、この男性では、短すぎるのか、感覚が弱いのか、ほとんど反応がありません。

こうしてみると、射精する直前の感覚が一番強いことが分かります。

 

次に、女性のクリトリス・オーガズムを見てみましょう。

まず、オーガズム曲線は次のようになります。

 

実際に、このようなオーガズム曲線に近い動画を見てみましょう。

この動画の女性の場合は、クリトリスの刺激で、上のオーガズム曲線に近い反応を示しています。

オーガズムは、00:38〜00:48(10秒)、3:07〜3:17(10秒)、5:27〜5:40(13秒)と、短い時間で3回連続して起こります。

 

平坦期は、喘いだり、声が出ている反応から長時間続いていることがわかります。

 

オーガズムの感覚については、女性の場合、次のような感覚が共通するようです。

 

<女性>

1)頭の中が真っ白になる感覚(なにも考えられなくなり、快感だけが存在しているような感じ)

2)カラダや膣がビクビク&ヒクヒクする感覚(アソコのビクビクとした痙攣が全身に伝わった後、解放感や脱力感を感じる)

3)アソコがぎゅーっと締まるような感覚(アソコがキューッとなる感覚を感じる)

4)電気が走るような感覚(足先から頭のてっぺんまで快感が走り抜ける、押し寄せる感覚)

 

これらの感覚を、上の女性は、オーガズムを感じている10秒位の間に、感じていると考えられます。

 

男性の場合、快感は、射精の直前の一瞬であり、オーガズムの最中もただ精液が出るだけで、表情も特に変わりありませんでした。

一方、女性の場合は、女性は体がビクビク痙攣したり、恍惚とした表情をしていたりと、感覚が強くて長い様子が分かります。

 

体の痙攣や、アソコが締まる感覚など、男性同様に身体的な感覚を感じる一方で、頭が真っ白になって快感以外に何も考えられなくなったり、快感が体を走り抜ける感覚など、快感そのものをしっかりと感じることができるようです。

 

これは、快感が一瞬で過ぎ去ってしまう射精と違って、女性のオーガズムが10秒以上と長く続き、快感の感覚そのものに浸ることができるため、感覚をしっかりと感じ取ることができるのでしょう。

 

改めて、射精とクリトリスオーガズムの快感曲線を比べてみましょう。

射精の快感は、あまりにも短く、一瞬で終わることが分かります。

また、上で書いたように、感覚そのものも、一瞬の気持ちよさと排泄の感覚しかない射精に対して、クリトリスオーガズムは、快感が体の中を押し寄せたり、頭の中が快感で支配されたりと、大きな違いがあります。

 

クリトリスオーガズムの方が射精より快感が高いと感じている女性もいます。匿名の掲示板では、次のように書いてあります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・クリイキって射精と比べ物にならないくらい気持ちいいと思う。 射精なんてほんの一瞬だけちょっと気持ちいい程度だけど、クリイキはちゃんとイケるとおかしくなりそうなくらい気持ちいい。それに気持ち良さも長く続く。

・クリイキって射精の10倍くらい気持ちいいし、本当に絶頂が近づいてくると足がピン!ってなって声出ちゃうし、足バタバタさせたり痙攣したような 感じになるほど気持ちいい。それに気持ち良さが射精より長く味わえると思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

女性の中でも、「クリイキ=射精」と思っている人も多いようですが、これは射精の快感を過大評価しているのでしょう。快感という感覚レベルでは「クリイキ>射精」ではないでしょうか。

 

「紗江」さんという女性が、クリイキと射精の快感について比較した記事があります。

その記事の中では、「もっとも気持ちが良い射精の感覚」として、次のような感覚を挙げています。

  • 快感‥こんなに気持ちのよい事があったのかという衝撃を受けた
  • 全身が脱力して、ふわーっとした感じ
  • 頭の中が真っ白になった感じ
  • 全身に電気が走った後、頭の中が真っ白になる感じ
  • 全身の力が抜けて感覚が射精だけに集中していた
  • 一瞬の光が見え、感無量で倒れ込むように力が抜けていった
  • 恍惚感がものすごく天国にいるよう

その上で、「これらの意見は、女性のオーガズムの表現と大変よく似ていますね。」と述べています。

たしかに、これらは女性のオーガズムでは一般的なようですが、疑問点は、上のような感覚は、本当に射精に伴うのか?ということです。

 

上述したように、射精の感覚として一般的なのは、次のような感覚です。

  • 我慢していたものが一気に出る感覚(オシッコが出る感覚)
  • ペニスがビクビクと波打つ感覚
  • 腰の辺りのゾクゾクした気持ち良さ
  • スッキリとした解放感

感覚として、かなり違うのではないでしょうか。

 

また上の記事では、「射精の快感は、精液が尿道を通る快感ではなく、精液が射精管を通る快感」という説を挙げています。

射精管とは、精巣で作られた精液が、精嚢で作られた精嚢液と一緒になって、尿道へと放出される際に通る場所です。

 

実際、Wikipediaでも、「精液を出そうとする直前のムズムズ、ゾクゾクしたような射精管の感覚は男特有である」と書いてあります。

 

上述した4つの感覚の中で、次の感覚に該当するのでしょう。

  • 腰の辺りのゾクゾクした気持ち良さ

射精直前に、男性が「うっ」という時の感覚です。上の動画で、男性が声を出している瞬間に、この感覚が訪れていると考えられます。

 

自分の体験では、射精の際に、この感覚を強く感じることもあれば、ほとんど感じなかったりと、射精の度にばらつきがあります。

また、感覚も一瞬で終わり、排泄感に取って代わられるため、気持ちよさを十分に感じ取ることができません。

 

一方、亀頭でドライオーガズムに達する場合、この感覚はかなり鮮明に感じ取ることができます。

腰の中を「ジーン」としびれる感覚が広がり、「あっ、イッた」と感じます。しかし、無射精ですので、何か出るわけではなく、亀頭が敏感な状態を保ったまま刺激を続ければ、この感覚を何度も感じることが出来ます。(透明な液体が出ることはあるので、精嚢液が出ているのでしょうか)

 

確かに、「この感覚がすごく気持ちが良い」ことは間違いないでしょう。

 

ただし、亀頭オーガズムで感じる強度を100とすれば、射精の際に感じる強度は、0〜10程度であったり、仮に100に近い場合でも、排泄感がすぐに覆いかぶさってくるため、感覚は一瞬で終わります。

そして、賢者タイムに入るため、繰り返して感じることもできません。

 

亀頭オーガズムの場合、「射精管の感覚」に続いて、「オーガズムの感覚(絶頂感)」として、ふわっとなる感覚、全身がびくっとなる感覚、恍惚感などを伴います。これらは、クリトリスオーガズムの感覚に近いのでしょうか。

  • 全身が脱力して、ふわーっとした感じ
  • 恍惚感がものすごく天国にいるよう

これらの感覚は、亀頭オーガズムを100とすれば、射精では、0〜10程度であったり、たまに100に近い場合もあったりと、ばらつきが大きい上に、平均的には微弱であり、時間的にも一瞬で終わってしまいます。

 

そのような観点から、個人的な見解としては、次のような程度になるのではないかと思います。

射精の快感 = クリトリス・オーガズムの快感 ✕  1/10 + 射精管の感覚

 

亀頭とクリトリスは、発生学的に同じであり、射精せずに亀頭でオーガズムに達すれば、クリトリスのオーガズムに近い感覚が得られる可能性はあります。実際、亀頭オーガズムは回数制限がありません。亀頭オーガズムに比べると、射精の快感はかなり貧弱です。

 

先程の記事で、「紗江」さんは、次のように書いて締めくくっています。

男は連続ではイケません。女は連続で何度でもクリイキできます。出るものがない女に生まれて良かったと思うと同時に、別に中イキなんてしなくても十分男よりも得なんだなと感じました。

コメント

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
タイトルとURLをコピーしました